肩で息する様子、トランプ氏“スピード退院”不安も
(出典:2020年10月6日 TBS NEWS)
10月5日、トランプ大統領は症状が出始めてから感染が発覚し、入院してからたった3日でメリーランド州の陸軍病院から退院してしまいました。
たとえ症状が出ていないとしても、体内に残るウイルスを外に出すのは1か月以上も時間がかかると言われています。その間、外部との接触は一切禁止であり、側近や有権者と会ったり話すことはできないわけです。
結局、トランプ大統領は完治しておらず、症状が一時的に収まっただけです。その証拠に、ホワイトハウスにヘリコプターで戻ってきた映像を観ても、肩で息をしている様子がわかります。呼吸が苦しそうなのを隠しているのは明らかです。
トランプ大統領が新型コロナに感染したのは9月26日か、27日ですが、特に「司法長官就任式」の日に参加者の「陽性反応」が相次いでいることから、集団クラスターであることがわかります。
重症化していく可能性が高い2週間後の今週末、果たしてトランプ大統領の容態が急変する可能性に注意する必要がありそうです。バイデン候補との第2回テレビ討論会は10月15日ということで、そもそもその場に居られるのか、それともリモートで実施されると思います。
トランプ大統領が退院へ医師団「退院できる水準にまで回復」
(出典:2020年10月6日 NHK NEWS WEB)
討論会に何とか駆けつけたとしても、会場内で咳きこんだり、よろけたり、倒れるなどこれまでの姿とは違う様子を視聴者の前で見せるだけでも支持率は落ちていくと思われます。マスクをしない討論会では、両陣営とも完全な感染対策が必要となります。
今回、トランプの治療に投与されたレムデシビルというステロイド薬は、退院するまで毎日投与されたようです。しかし、劇的に効果が出るわけではなく、抗体モノクローナルやビタミンD投与も完全な治療法ではありません。
医師団は、様々な手を尽くしてトランプ大統領の治療に当たっていると思いますが、入院中に車で外出するなどトランプ大統領の気まぐれさに付いていけない様子で、必ずしも保証はできないようです。
つまり、トランプ大統領は治ったように見えるだけであり、本質的に治ってはいないことがわかります。そのような状況の中、4年の任期中に何度も暗殺の噂があったことから、どさくさ紛れで完全犯罪の暗殺が実行される可能性も出てきました。
コロナリスク負っても法医解剖 感染疑いの遺体にPCR検査 和歌山県立医大
(出典:2020年9月20日 毎日新聞)
トランプ大統領は、苦しそうな表情を見せている感染者であることから、万が一、新型コロナで命を落としたと公式に発表された場合、中国・武漢のように遺族との対面ができずにすぐに火葬され、感染リスクが高い「司法解剖」がされない可能性があります。
実際に、世界中でコロナ感染で死亡した人々の多くが火葬されており、司法解剖して死因を突き止めるようなことがないケースもあります。監察医が、病気の発病から重症化するメカニズムを知ることは感染リスクが高く、対応できていないのが現状です。
強引に病院を退院したトランプ大統領ですが、本人も人前に姿を見せることでイギリスのジョンソン首相のように「暗殺」から逃れようとしているかもしれません。その恐怖は凄まじいもので、3週間後に迫った大統領選挙よりもプレッシャーを感じていると思われます。
ジョンソン英首相、医師が「不測の事態」に備えていた 入院中の状況明かす
(出典:2020年5月3日 BBC)
大統領選挙を控えるトランプ大統領が、新型コロナに感染したと発表した理由として、5月にイギリスのジョンソン首相が入院した時と同様に、暗殺を避けるためであったように思います。
シークレットサービスなどを動員し、わざわざハリウッド映画のような映像を撮影させて動画アップしたのも、マスメディアが報道しないと考えたからです。このように、感染してもなお大統領選挙に前向きなトランプ大統領ですが、自分がメディアに登場することで暗殺をさせているように感じます。
いずれにしても、トランプ大統領の重症化が始まって、再入院ということになればペンス副大統領が大統領に昇格することにもなりかねません。現在、最も最悪のケースはバイデン候補も感染して重症化することです。
ポンペオ国務長官来日、真の理由はこれだ! バイデン勝利を確信、4年後を視野に入れた布石の数々
(出典:2020年10月7日 JB press)
すでに候補者を両陣営から選ぶような余裕などなく、大統領選挙そのものが中止になる可能性も出てきました。来日したポンぺオ国務長官の動きを見ても、世界各国で戦争が勃発しており、確実な権利行使ができるのはペンス副大統領のみとなっています。
中国とインドの国境沿いでは未だに戦闘が続きており、アゼルバイジャンとアルメニアでも戦争が激化しています。強烈な反共主義者のペンス副大統領やポンぺオ国務長官は、どうしても中国や北朝鮮を攻撃したいと考えているわけです。
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