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北海道2人死亡 50人感染…8日連続50人上回る札幌で「変異ウイルス疑い」5人
(出典：2021年3月22日 FNNプライムオンライン）
いよいよ、医療従事者のワクチン接種が一段落ついて、4月12日から高齢者向けにファイザー製のワクチン接種が始まる予定です。
実は、問題はアナフィラキシー（アレルギー反応）が出る副作用ではありません。海外の様々なケースを分析してみると、副作用が年齢によって異なっています。
特に、80歳以上の高齢者では「mRNAワクチン自体」の効果が60代の場合よりも薄れることがわかってきました。今後の状況によっては、抗体ができるまで何度も接種する必要があるかもしれません。
自治体によって接種時期には多少のばらつきがありますが、糖尿病などの基礎疾患を持つ80歳以上の親族は担当の主治医などと十分に相談してから接種する必要があるものと思われます。
そのような状況の中、イギリスや南アフリカで発見された突然変異したウイルスが、日本国内でも感染者が出ていると報道されています。札幌市で行われた食品関連会社主催の集会では、従業員や参加者の13人が「イギリス型」の感染が確認されたようです。
厚労省によると、空港検疫を除き、国内で確認された変異株は3月16日時点で399件で１週間に1.5倍のペースで増加しており、空港検疫で判明した感染者を加えると500人近いものと考えられます。
昨年1月から感染拡大が始まった「武漢型」から、世界各国で突然変異して広まったとされているのは、「南アフリカ型」や「ブラジル型」もありますが、日本では「イギリス型」が中心であると報道されています。
カリフォルニア２変異型 米CDC「懸念の型に加える」
(出典：2021年3月18日 テレ朝news）
ところが、日本ではあまり報道されていませんが、「アメリカ型」の変異種の危険性やワクチンの効果が薄れ、人体内の細胞に侵入するために使われるスパイクタンパク質を構成する部分の変異について欧米メディアでは報道が増えてきました。
最近、アメリカではまずカリフォルニア州で変異した「アメリカ西海岸型」は、これまでの新型コロナウイルスよりも細胞にくっつきやすくなったことで感染力が増していると言われています。感染力は、武漢型よりも20%以上も高くなっているというわけです。
また、肺細胞への感染力は40％以上も高く、特に中和抗体に対する耐性が強く、武漢型と比べて抗体の効果は半分近くまで減少しているとのことです。結局、感染者が重症化して入院者数も20％増え、死亡率が1年前の10倍以上となりました。
Brazil Covid variant detected in New York resident for the first time, Cuomo says
(出典：2021年3月20日 CNBC）
一方、ニューヨーク州で変異した「アメリカ東海岸型」は、昨年末に検出されてから急激に感染拡大しており、入院者数も死亡率も高くなっています。様々な症状が確認されているのは、東海岸型のほうです。
実際に、CDC（アメリカ疾病対策センター）やアンソニー・ファウチ博士を中心にした保健当局は、この変異種がワクチンに対して耐性を持っている可能性があると警告しています。
昨年以降、新型コロナウイルスは様々な変異を繰り返しており、これまでよりも感染力が強くなる可能性があります。さらに、ワクチンで作られた抗体に対する耐性を持っていることが本当なら、肺炎などを患って重症化する可能性が出てきます。
この2つの「アメリカ型」は、まだ日本国内では確認されていませんが、アメリカから日本に帰国する人や米軍兵士などを通じてすでに潜伏しているものと考えられます。
3月21日に緊急事態宣言が解除され、日本各地の大都市には多くの若者が街に出始めており、緊張感が緩み始めている感じを受けます。マスクをつけてはいますが、ショッピングモールや飲食店では大声で話している人もいます。
今後、日本にも突然変異した様々なウイルス株が諸外国から持ち込まれるには時間の問題であり、気を抜かずにマスクを着用し、2メートルのソーシャル・ディスタンスを取るなど、気を緩めることなく注意する必要がありそうです。
新型コロナワクチン、２回目で強い副反応の傾向 同じ職場での同時接種は避けるのが無難 米国立機関の日本人研究者
(出典：2021年3月20日 東京新聞）
だからといって、ワクチン接種しても万全ではないことは明らかです。医療従事者たちは2回目の接種を受けていますが、1回目にはなかった強い副作用が出始めているのが現状です。私は、ワクチン接種をお勧めできません。
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2021年3月23日
