サルからヒトに感染する「Bウイルス」が日本でも確認された② 「事件から9カ月後に報道の意味」
(出典:2019年12月4日 Atlasマンツーマン英会話)
まだ新型コロナウイルスの報道が全くなかった2019年12月4日、私たちAtlasは「病原体X」についてコラムを書いていました。
「病原体X」とは、将来致命的な流行、またはパンデミックを引き起こす可能性のある未知の病原体に対して指定されたコードネームで、エボラウイルスとともに世界保健機構(WHO)の危険な疾病の優先リストにも含まれています。
その中で、1918年の世界的なインフルエンザ・パンデミック「スペイン風邪」についても説明し、新型コロナの感染拡大を予測していたわけです。当時、読者のほとんどがコラムの内容をスルーしていたことはアクセス数からもわかります。
つまり、日本人のほとんどは根拠のないファンタジーと思っていたわけで、コラムを書いた1ヵ月後に中国の武漢市で発生した感染症について徐々に報道が始まりました。
その後、このコラムを読む価値があると信じる世界中の人々(日本語が読める、自動翻訳で自国の言語に転換)は真剣に受け止めるようになり、グーグルアナリティクスの分析から政府・自治体関係者や自衛隊さえ読んでいることが判明しました。
上野・アメ横周辺が“無法地帯”に 路上で嘔吐、コール、ナンパ…朝まで飲み明かすサラリーマンも〈dot.〉
(出典:2021年3月23日 Yahooニュース)
さて、首都圏の緊急事態宣言は解除されましたが、ウイルス感染症はこれからも人類を脅かす存在として、時間の経過とともに何度も突然変異を繰り返すものと考えられます。もし本当に効果的なワクチンや治療薬が見つかっても、効果が続くとは限らないということです。
また、SARSや鳥インフルエンザなど、20年前から起きている感染症のワクチンや治療薬は未だに完成していません。だから、これから何度も繰り返し発生する可能性があります。実際に、再活性化した様々なウイルスは今も突然変異を引き起こしています。
有効なワクチンも薬も存在しない間、世界中で多くの人間が死に命を落とすことになるものと考えられます。さらに、WHOや日本の分科会などの専門家はウイルスの感染拡大による感染のリスクを過小評価しています。
ところが、欧米のマスメディアが過度に恐怖を煽っているため、感染の本当のリスクに関して世界中の人々に誤解を与えています。一方、日本のマスメディアもそのまま報道内容を横に流してるだけなので、本当のことは何も伝えられることはないのが現状です。
これまでは高齢者に対して肺炎などリスクが高い症状が出ていましたが、これからは新しいタイプの病気が新生児や子供たちを中心に感染する可能性があります。具体的には、血管の炎症など子供や若い人に影響を与える新しいタイプの疾患を引き起こすということです。
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について > 国内の発生状況など
(出典:厚生労働省)
私たちAtlasの分析では、日本国内で新型コロナウイルスに感染し、回復したとしても生涯にわたって免疫は得られないと考えています。なぜかと言えば、日本ではPCR検査を受けるスピードが遅すぎるからです。
厚労省によると、これまで日本国内の感染者数は現時点で約45万人で、死亡者数は約8600人です。そのうちPCR検査の実施人数は、約900万人となっています。
「第4波は来る」 第3波予見した医師の警告 「集団免疫は間に合わない」
(出典:2021年1月29日 毎日新聞)
日本の総人口が約1億2000万人ということは、PCR検査は全体の8%程度しか受けておらず、集団免疫を得るには残り6000万人(50%)の検査が必要です。つまり、7000万人がコロナに感染しなければ、理論上は終息しないということです。
しかし、1日当たり1000人前後しか感染(陽性反応)していないので、このままのペースでは150年以上もかかることになります。結局、コロナは指定感染症の2類相当から5類感染症にして「風邪」や「インフルエンザ」と同等レベルで処理するしかなくなったわけです。
日本以外では、例年よりもインフルエンザで死亡する人数がはるかに多いことから、新型コロナウイルスは存在しているとは思いますが、致死率が高い原因はウイルスの継続的な突然変異にあると思います。
突然変異で新たな遺伝的な変更が発生し、ウイルスは一層危険で攻撃的になっているということです。1年経っても、医師やウイルス学者は変異に関する十分な知識を持っていないため、まだ危険性を認識できていません。
だから、今度は新生児や子供が感染しやすくなり、妊娠中の母親の胎児にもコロナウイルスが生涯にわたって健康への悪影響に苦しむ可能性もあるかもしれません。
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