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米GDP、7～9月4.9%増に加速 利上げでも消費衰えず
(出典：2023年10月26日 日本経済新聞）
ハマス・イスラエル戦争の影響で再び世界経済が大きく動いており、まずアメリカFRBが政策金利を上げ続けるので米国債（10年もの）金利の上昇が止まらなくなっています。
結局、利上げしてもインフレ（物価高）が止まらず、金融市場は景気後退を認識することで株価が大暴落することになるかもしれません。ところが、日本経済新聞はアメリカ国内は好景気であると報道されており、おそらく金融リテラシーの低い日本の個人投資家を騙していると考えられます。
日々、国内外情勢は緊迫感が増しており、一部の日本人の言動がおかしくなってきました。もうどうしていいのかわからないまま、普段通りに仕事しているわけですが、知らないうちに詐欺に加担させられるということも増えているように思います。
収益が減って赤字経営に追い込まれた企業は、営業マン・ウーマンたちにノルマを課して消費者を平気で騙すということが本当に起きています。汚い営業によってカモにされる消費者の多くが、情報リテラシーを持っていないのが現状です。
円建て価格が最高値更新ラッシュ！それでも金が「買い」の理由とは
(出典：2023年10月26日 Yahooニュース）
ビットコイン1年5カ月ぶり高値 現物ETFの承認観測で
(出典：2023年10月25日 日本経済新聞）
一方、世相が悪い時こそ元気になる人たちもいます。いわゆる「逆張り思考」の人たちは、多数派とは逆の行動を取っており、結果として金（ゴールド）で一財産を作りました。だから、株価が大暴落してもショートポジションを入れるとは思えません。
株価は大きく乱高下する性質があり、「安く買って高く売る」という基本的な行動ができるかどうかはわかりません。結局、何も予測できないままならただのギャンブルでしかないということです。ただし、金価格が右肩上がりを維持するという保証はありません。
世の中に惑わされる日本人が多いことはワクチン接種で明らかになったことですが、あれから2年以上が経っても情報リテラシーを高める努力は見られません。未だに自社の販路拡大を目指す企業も存在する中、適切に予測している企業や個人は静かに守りを固めています。
事業や投資で資金を減らす企業や個人は意外と多く、二度と社会復帰できない例もあります。しかし、日本人のほとんどが保守的であるため、周囲を観察しながら平均的に結果を出して生き残ろうとするはずです。
｢逆張りの人生｣とは､実利を手にする人生だ アマノジャク的人生を楽しもう
(出典：2016年4月20日 東洋経済ONLINE）
ウクライナ戦争とイスラエル戦争を事前に予測できた人は、おそらく次の出来事についても予想していると思います。「原因と結果（cause and effect）」をしっかり理解している人は、2024年も生き残ることができる可能性が高いです。
2014年と2019年の消費税増税前に、「撤退戦」を始めた企業や個人は資産を減らさずにこれまで生き延びることができました。2023年は、インボイス制度導入で個人事業主やフリーランサーなどがターゲットにされています。
政治によって、社会情勢が不安定になればなるほど考えることはシンプルになるので、これから需要は減る一方です。つまり、消費しなくなるので物価高が酷くなる前にある程度の備蓄をしておくことが必要となります。
もはや「上がる」ことを考えられなくなった人たちは、これから「下がる」ことで利益を得られるようになります。要するに、価格や価値が上がった時に売るという作業です。だから、下がった時には慌てることもなくなります。
そうやって先を見据えながら予測していく人生は、あまり楽しくないのかもしれませんが、合理的であることに違いはありません。ただ、理性よりも感情に左右されやすい人の場合、予測そのものを無価値と感じる傾向があります。
賃上げした会社とできない会社、中小企業を二分した明確な理由とは
(出典：2023年6月28日 Forbes）
利益が上がらず、従業員は賃上げなどカネのことしか話さなくなったことに対し、会社経営者の多くが悩んでいます。実際に、30年も経済成長がなく、物価高と増税で行き詰まる日本で賃上げなどできるわけがありません。
くれぐれも政府に税制面で優遇されている大企業の真似などせず、身の丈に合ったカネの使い方をしてください。また、個人投資家も「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットの真似などしないで、自分の頭で考える習慣を身につけてください。
結局、正確な未来予測など不可能であり、それならある程度分散させてリスクを最小限にするのも一つの手法です。2024年は、いよいよ戦争に景気後退、通貨の評価替えなどでますます日本社会は不安定化していきます。
そして、2025年は大災害の年であり、日本の太平洋側に住んでいる人たちは全てを失うことになるかもしれません。これまで築き上げたものを自分で壊すことは大変勇気があることですが、価値がゼロになるよりは「まだマシ」です。
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2023年10月28日
