【詳しく】トランプ大統領 “前政権の政策転換 関税など推進” 演説ノーカット動画(1時間39分)
 (出典:2025年3月5日 NHK NEWS WEB)
アメリカのトランプ大統領は、施政方針演説を連邦議会で行い、関税措置や財政赤字解消などの政策を推し進める考えを示しました。
米連邦準備制度は「ばかげているほど人員過剰」、マスク氏が再び批判
 (出典:2025年3月4日 Bloomberg)
一方、演説会場に出席したDOGE(政府効率化省)を率いるイーロン・マスクは、「FRB=Fed(連邦準備制度)はばかげているほど人員過剰だ…」と自身のXアカウントに投稿し、さらなる歳出削減のためにFRBを調査しています。
1913年にFRBが設立されて以来、実はアメリカは18回異常も景気後退や不況を経験してきました。次の金融危機が始まった時、トランプとアメリカ議会はFRBを廃止するようになります。なぜかと言えば、アメリカ経済を立て直すためには、ロスチャイルド家がつくった中央銀行システムを廃止する以外にないからです。
U.S. GDP by Year, Compared to Recessions and Events
 (出典:2024年5月26日 The balance)
日本の日銀を含む中央銀行は、設立当初から負債を抱えた金融システムを採用しています。どの国の政府も、どんな政策を打ち出そうが中央銀行が発行した「銀行券」は債務(借金)証券であり、自動的に価値が減っていくように設計されています。
具体的には「収穫逓減の法則」と呼ばれていますが、グラフでは世界大恐慌が始まった1929年を100として、対前年比のGDPを時系列でまとめてあります。つまり、銀行口座に現金を多く持っている人ほど借金を抱えているということです。
先月、下院議会でFRBの廃止について公聴会が開かれました。公聴会にはパウエルFRB議長が出席し、トランプ政権による政府機関の閉鎖・縮小について質問に答えています。ところが、DOGEからはまだ監査と辞任を要求されていない、と述べました。
つまり、FRBの具体的な改革案はDOGEから直接出ていないということです。ただし、水面下で計画は練られており、「金本位制」を導入するためにFRBは閉鎖する必要があることは明らかです。
また、FRBが米国債を発行(通貨発行権の行使)したり、株式を購入することも制限されることになりそうです。さらに、民間銀行が経営破綻しても資金を提供させないようにするなど、いよいよデジタル通貨(トランプドル)の発行が始まります。
1879年から1933年までアメリカは金本位制を採用しており、保有する金(ゴールド)の量しか米国債(米ドル)が発行(紙幣の印刷)できませんでした。要するに、金(ゴールド)の量で米ドルの価値は固定されていたわけです。
だから、FRBや日銀が勝手に紙幣を発行することは違法であり、インフレを引き起こしたバイデン前大統領や岸田前首相は犯罪者であると解釈できます。同時に、黒田前日銀総裁やイエレン前FRB議長も罪を免れないかもしれません。
ところが、トランプが金本位制を導入したところで、景気を回復させる根拠は全くありません。実際に、1929年には世界大恐慌が起き、1940年までの約10年間、アメリカは不景気が続きました。
トランプ関税発動前夜、金、急反騰
 (出典:2025年3月4日 三菱マテリアル GOLD PARK)
さて、FRBが廃止されることで影響を受けるのはアメリカ人だけでなく、米ドル資産を保有している日本人もです。金(ゴールド)は王の通貨であり、銀(シルバー)は教養のある者の通貨、そして通貨(米ドルや日本円)は労働者階級の通貨と言われています。
ということは、住宅ローン(負債)を抱えているサラリーマンというのは現代の奴隷であると言えます。
そもそも、金(ゴールド)と交換できない不換紙幣しか持っていない人は奴隷であり、相当勘違いをしています。
学校では絶対に教えてくれない富や資産、価値については、自分で学ぶしかないと思います。少なくとも、金や銀、プラチナなどの貴金属は紙幣にはない「価値の温存」という機能を持っています。
だから、パンデミックや戦争が起きるような不確実な時代に、価格がどんどん上がるのは当然のことです。同時に、工業用金属(製品)でもあるので、経済が成長すると需要も増えます。そうして、金持ちは王様と呼ばれ、銀持ちは賢者と呼ばれることになります。
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