北朝鮮の対米交渉担当者、処刑か=与正氏も「謹慎中」-韓国紙
2月末に物別れに終わった第2回米朝首脳会議後、トランプ大統領は北朝鮮の内部分裂を仕掛けている可能性があります。
北朝鮮の核施設拡大について漏洩したため、金正恩が幹部内のスパイ狩りを行っているものと思われます。実際に、歴史的にも不利な立場の国には必ず内通者が必ずいるものです。
例えば、太平洋戦争前の日本海軍には、アメリカ留学組が上層部に多く在籍していたとされています。それらのスパイを処刑できなかったのが敗戦の原因とも言われているほどです。
実は、日本の零戦のエンジンは、アメリカ製プラットアンドホイットニーのライセンス品を改造していたといわれています。
一方、映画にもなった当時のソ連のスパイであるゾルゲなども軍の中枢におり、彼らはなかなか正体を現さなかったようです。
基本的には、独裁者である金正恩に疑心暗鬼を起こさせ、自分の側近や将軍を処刑させるというのは情報戦の常道でもあり、うっかりその手に乗せられるのも危険です。報道だけでの判定はなかなか難しいですが、結局、アメリカによる北朝鮮への核設備爆撃は既定路線であるということです。
一方、日本の安倍首相が7月に実施予定の参議院選挙を目的として平壌に乗り込んだところで、金正恩は会うわけがありません。報道から考えると、銃殺はわかりませんが謹慎は本当のことであると思います。
この韓国メディアの中央日報による報道自体が、韓国にいるアメリカのスパイが金正恩の手下であり、韓国の文在寅を大統領の座から引きずり降ろそうという計画の一環である可能性もあります。
いずれにしても、この世界は魑魅魍魎の世界であって、朝鮮半島の決着方向は決まっているようにも思われます。要するに、北朝鮮への空爆が既定路線なのは変わりがありません。
文大統領、G20で“ひとりぼっち外交”の可能性?韓国で懸念の声
今後、6月28日から大阪で開催されるG20サミットで、中国とロシアとの了解をつけることになりそうです。今後のイランと北朝鮮による情勢のシーソーゲームに注目するべきです。以下の記事は、今年3月に空爆とのシナリオを立てていましたが、見事に予想を外しています。しかし、いよいよ現実味が増してきているように思います。
米朝核戦争の悪夢 ―英誌が描く仮想シナリオ― 顧問・元ベトナム・ベルギー国駐箚特命全権大使 坂場三男
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