コロナ禍の今だから知りたい、ウイルスの謎。生物学者が語る「生命体としてのウイルス」
(出典:2020年5月14日 BUSINESS INSIDER)
豚コレラなどの細菌は、単体でも生きていける生物であるため殺菌が可能ですが、新型コロナウイルスは単体では数時間で不活性化して消滅してしまいます。
また、細菌は意志があるように移動していますが、ウイルスは浮遊しているだけなので物質に近いかもしれません。だから、人々はマスクを着用し、アルコール消毒液用が使われています。ただし、アルコールでなくてもタンパク質を溶かす次亜塩素酸ナトリウムでも可能であるようです。
あるいは、タンパク質を分解する洗剤や酵素などでもウイルスを不活性化することはできるものとみられています。ただし、加湿器で希釈した次亜塩素酸ナトリウムを水と一緒に入れることは危険です。次亜塩素酸にアレルギー反応を起こし、間質性肺炎になる危険性があります。
このように、ここ数か月で私たちはウイルスについての基本的な知識と防疫方法を身につけたことになります。今後、防疫だけではなく、金融や経済の仕組みについても正しい知識が必要になると思われます。
21日の解除厳しいとの見方も
(出典:2020年5月19日 NHK 北海道 NEWS WEB)
さて、札幌市内の近況についてですが、札幌駅や大通駅など中心部については報道されている通り、交通機関の利用者は減ったままです。地下鉄や電車、バスなどは、通勤時間帯も通常の半分程度で、それ以外の時間も少ないのが現状です。
電車やバスは、気温が高くなって窓を開けることができるようになりました。飲食店は、昼間のみの営業か、あるいはテイクアウトが増えた印象があり、百貨店は営業していません。狸小路などは昼に歩いている人も平日通常の半分くらいの様子です。
助成金の対象ではない美(理)容院は、ほとんど開いていますがマスクをして対応しています。また、比較的余裕のあるテナントビルのオーナーは、飲食店の賃貸料を半額、あるいは無料にしているところもあると聞いています。ただし、個人ではなく、政府や各自治体が家賃補助を実施する必要があります。
しかし、近所の大学生くらいの若者や年配の男性、工事現場の作業員が大きな声でマスクもせずに話しながら道を歩いているのを見かけます。全く気にならない人は、平気で暮らしているわけですが、その無神経さには驚かされることがあります。
札幌市内だけでも介護施設の院内感染も複数出ていますが、相変わらず救急車が頻繁に出動しています。果たして、脳溢血や心不全などで緊急入院を受け入れてくれる病院があるのでしょうか?
WHO、「免疫パスポート」に反対 回復しても再び感染の危険と
(出典:2020年4月26日 BBC)
さて、気になる報道としてWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が「新型コロナは抗体ができない可能性があり、抗体検査で抗体があった人はもう感染しないとするのは危険」と警告しています。
中国共産党に札束で顔を叩かれているエチオピア人のテドロス事務局長ですが、今回は中国とは関係ないように思われます。一方、欧米諸国は抗体を持つ感染者に「免疫パスポート」を配布することを計画しています。
報道記事などである事件や金融相場などを追う際に、大事なポイントがあります。それは、事件当初に関係者が話した事実関係は、意外と真実を語っている場合があるということです。特に、新聞記事は核心をついていることがあります。
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