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アメリカ東海岸に数日間滞在して強く感じたこと

ニューヨークの街並みのイメージ画像
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欧米文化がこの数百年に行ってきたことは、「今だけ、カネだけ、自分だけ」という思想の押し付けであったわけです。ところが、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の行動はむしろ排斥されつつあります。

 

これまであまりにも金融の暴走を防ぐための制限をかけていた法律を外したため、自分で自分の首を絞めることになり、もう世界は元に戻ることはできなくなってしまいました。しかし、支配階級は必ずこうなることを約百年前から知っていたはずです。

 

完全な階級社会であるアメリカやヨーロッパで差別というのはいずれ気づかれてしまうものです。そしてある時、庶民の不満が爆発することになります。

 

アメリカでは、トランプ大統領の支持基盤である貧しい白人層の不満が爆発しています。トランプ大統領は、貧しい白人層の暴発を先導し、自滅させて萎ませる役目を与えられている可能性があります。

 

私自身、11月6日のアメリカ中間選挙前にアメリカを訪れる機会をいただいて、様々な都市(東海岸)をこの目で見てきました。ところが、都市部中心以外どこに行っても白人の姿は少なく、アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系ばかりとなっていたことに非常に驚きました。

 

これは日本の少子高齢化と似ており、アメリカ国内では白人層だけが急激に少子高齢化に陥っているということを意味しています。

 

いずれにしても、覇権国家であるアメリカが混沌としている中、日本も含め世界が混沌となり始めているのは確かなことです。人間というのは、混沌の世界に入ると直ちに混迷した行動を取り始めるものです。

 

混迷とした行動とは、例えば自動車の運転の荒さや、会社のモラルなどによく見られています。スラム街に入り込んでしまうと安全に走ることができなくなり、乱暴に走るのが最適解になるということです。

 

一方、富裕層が多く住む地域に入れば短い距離でも車の運転は自然と優しくなります。人の行動というのはお互いに共鳴しているため、一番安全な行動の最適解を直感的に選ぶだけのことです。

 

今回、私がアメリカに数日間滞在して再確認できたことは、基本的にアメリカでは貧富の差が激しいためにそれが「今だけ、カネだけ、自分だけ」という思想が最適解となっており、その多くが「今だけ、カネだけ、自分だけ」という思考で生きているということです。

 

それが満たされないと、アメリカのような強烈な武装国家では「俺は死にたくない。お前が先に死ね」、という思考になるわけです。これは中国も同様ですが、ただし銃社会ではないため、暴動という形で現れています。

 

日本では、大政奉還直前の江戸時代末期の「ええじゃないか」もそのような時代であったことが見直されているようです。要するに、現在というのは文明が崩壊の瀬戸際にあるのかもしれないということです。

 

いずれにしても、これまで欧米諸国というのは、人権思想や共産主義思想を掲げ、人種差別反対の思想を世界にばら撒きながら、実際の行動では「今だけ、カネだけ、自分だけ」という思想を押し付けてきただけということが誰の目にも明らかになりつつあります。

 

だからこそ、その矛盾が大爆発を起こす兆候が世界中のありとあらゆるところに出ています。ここで地震や噴火、台風、厳寒などの大災害が起こると数年万前の石器時代からまたやり直しとなる可能性もあるということです。

 

事実として、ある日突然、人類が文明を捨てるという原因不明の現象が、メソポタミヤ文明やインダス文明などの古代に世界各地で起きていることが注目されています。その多くは人口過剰による奪い合いか気候変動とされていますが、現代に当てはめると一体どういうことになるのでしょうか?

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