アメリカのトランプ大統領は、自分のことを精神的に子供だと本人が認めました。「私は精神的に8歳の子どもだ」と言っています。
ただし、トランプ大統領が精神的に幼いということではなく、8歳の子どものような無垢な心の持ち主であって、さらに純粋で直感に極端に恵まれた人物ということです。実際、トランプ大統領は、そうした直感に従いながらアメリカ大統領として行動しているように見えます。これがトランプ大統領の行動が衝動的で、予測できないように見える理由になっているように思われます。
トランプ大統領は、そうした直観的な性格によって、その場の人々の気持ちを深く読むことができ、話す聴衆によってニュアンスを180度変えることもできる能力があります。
例えば、白人優越主義者団体の前では、彼らの心を深く打つ発言をし、また、キリスト教保守派組織の前では、彼らを深く納得させる発言をしています。トランプ大統領の予測不可能な理由は彼のこうした性格によると考えられます。
実際、最近は自分にとってうまくいかないことを手放すことが求められているように感じることがあります。しかし、多くの方は実際問題として「そのようなことはできない」と考えているように思います。
ところが、もはや朝起きて会社に行きたくない人々はこれほどまでに増えてしまっています。若いサラリーマンは出勤時間になると急に体調が悪くなり、40代以上のサラリーマンは居心地のいいオフィスや店舗などにまるで地縛霊のように離れることができなくなっています。
さて、会社を辞めたら食っていけないこと、仕方なく会社に行くべきでしょうか?それとも、どうにかなると会社を辞めるべきでしょうか?あなたならどちらを選ぶでしょうか?
私としては、真っ先に後者の方を選びます。皆さんは私のことを、他人事と思って適当なことを言っているように感じるかもしれません。そこで私は、街頭インタビューでアンケートを取ることにしました。
それによって、いわゆる幸せな人たちを見る中で、ある共通点を見つけることができたわけです。それは、自然体であることです。何事に対しても抵抗せず、攻撃性がほとんど見られなく、自分の欲求に素直で、まわりの状況にも素直であるという傾向です。
ただ興味があるから今の仕事に従事していたり、前の職場にいて面白くなかったから会社を辞めた、など精神的には8歳の子どもであるトランプ大統領のような、そういう素直なところがあるように思います。
これに対して、いわゆる不幸せな人たちには、それが一切ないこともわかりました。私が思うに不幸せな人たちは、日本の学校教育でその誰もが子供の頃に持っていたはずの素直さを完全に奪い取られたように思うわけです。
学校の先生やクラスメート、そして親から我慢や努力を強いられ、「今は辛くても将来は楽になるから」と数十年もの間、そのように教えられてきたように思います。だから、一向に人生が楽になることはなく、未だに無駄な我慢や努力をし、自分勝手に一人で頑張っているわけです。
要するに、今、辛い先には辛いことしかないことが明らかです。自分が幸せの方向に行ってるかどうかの証拠というのは、今も幸せかどうか、です。それでも学校教育の通りにやると、いつも超えなければならない壁があり、それを超えるとまた次の壁が現れ、それを続けるしかありません。
なぜなら、日本の学校教育というのはファンド(金融市場)として運用されており、大企業や機関投資家、そして政治家や官僚が利権として吸い尽くすための投資対象でしかないからです。
だからこそ、子どもの心が残ってる人というのは、すでにその職場から続々と抜けており、今を生きています。たった今、楽しいこと、興味のあることを職業としています。余計な概念がないことから、我慢もせず、頑張りもしないということです。
今後、「手放す」というのは、子どもの心を思い出し、子どもの頃に思っていたような自然体に戻ることが大切になっていくものと思われます。
学校教育で受けた洗脳はもはや何の意味もなくなり、今こそ抜け出すタイミングが来ています。まずは、あの時の素直な心を思い出すことから始まります。
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