南アフリカ大統領、汚職疑惑再燃で窮地 弾劾・辞任も
(出典:2022年12月4日 日本経済新聞)
BRICSの加盟国である南アフリカでは、1年前からラマポーザ大統領の汚職疑惑が再燃していますが、2024年に与党ANCの支持率が下落し、野党の政策を盛り込むことで経済的な発展の起爆剤になることが予想されています。
途上国の利払い負担増公的債務の年間返済額 去年過去最高に
(出典:2023年12月13日 NHK NEWS WEB)
また、中国との債務問題を書かれているアフリカ各国は、中国から離れて再び欧米諸国との距離を縮める動きが始まります。借金を返済できないよりも、「新植民地主義」で搾取されたほうがまだマシと判断するからです。
しかし、西アフリカのニジェールやブルキナファソ、マリ共和国などクーデターを引き起こしてフランス軍と売国奴を追い出した、いわゆる「サヘル地区(サハラ砂漠南部)」はますますロシアの影響下に入っていきます。
“親ロシア”広がるアフリカでいま何が?傭兵部隊ワグネルが暗躍?
(出典:2022年10月28日 NHK 国際ニュースナビ)
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は、西アフリカ諸国の軍隊を訓練しており、軍事と経済面で東アフリカにも進出し始めました。旧宗主国のフランスやイギリス、ベルギーなどはアフリカで利権を失い、ヨーロッパは景気後退でどんどん貧しくなっていくのは間違いありません。
ちなみに、サハラ砂漠北部では気象変動で大雨が降りやすくなっており、何度も洪水が発生しています。それに対して、サハラ砂漠南部では逆に雨が降らないため、これから干ばつがさらに酷くなると予想されています。
アルゼンチン、通貨ペソを大幅切り下げ 「経済のショック療法」と新大統領
(出典:2023年12月13日 BBC)
一方、南米ではBRICS加盟国のブラジルでルーラ大統領が、犯罪組織との争いでダメージを負う出来事に遭遇し、アルゼンチンでも当選したばかりのミレイ大統領が選挙キャンペーンで行ったような過激な発言をしなくなり、独自の通貨政策が頓挫する可能性があります。
2022年のカタール・サッカーワールドカップで、メッシ擁するアルゼンチンは優勝しましたが、その勢いで2年後にはBRICSの一員として大きく飛躍すると思われます。2026年はカナダ・アメリカ・メキシコの共同開催ですが、アメリカは内戦状態で開催を断念することも考えられます。
リング・オブ・ファイヤ(環太平洋火山帯)に位置している中南米のメキシコやペルー、チリなどで巨大地震が発生しますが、2025年7月の南海トラフ巨大地震よりは規模が小さいことが後でわかるようになります。
政治や経済などの分野で大きな変動が起きる南米・中南米ですが、油田やガス田などの埋蔵量が豊富な資源国ということで経済的発展を遂げる期待が高まっています。ただし、暗殺事件や政権交代などが頻繁に起こるので、移住することはお勧めできません。
プーチン大統領年末記者会見と国民対話 軍事侵攻進める姿勢
(出典:2023年12月14日 NHK NEWS WEB)
他方、ロシア・ウクライナ戦争はほぼロシアの勝利で膠着状態が続いていますが、2024年もウクライナ西部で小競り合いが起きます。長期的な消耗戦でウクライナ軍の兵力はゼロになり、ようやく停戦交渉が本格化すると予想されます。
ゼレンスキー大統領が失脚した後、ウクライナはロシアと和平協定を結ぶようになり、ロシアは占領したウクライナの領土を一部返還することになります。クリミヤ半島は支配し続けますが、3月のロシア大統領選挙の結果次第で状況は大きく変化します。
すでに出馬を宣言しているプーチン大統領ですが、71歳という年齢から重病が演出されたり、過激な思想を持つ後継者が現れるなど、ロシア国内では政治的な混乱が起きるかもしれません。
最近、人工衛星の打ち上げに成功したとされる北朝鮮ですが、ロシアからロケットの最先端技術が提供されていたことはすでに報道されています。しかし、北朝鮮が本当に核弾頭を弾道ミサイルに搭載できるのかについてはわからないまま、日本海には何度もミサイルらしきモノが着弾することになります。
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