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米金融当局、一時的物価上昇後の反転警戒も－容易でないトレンド変容
(出典：2021年4月14日 Bloomberg）
今年に入ってから欧米諸国ではインフレ＝物価上昇が起きていますが、公的なインフレ指数「CPI（消費者物価指数）」が、感染者数と同様に統計データの改ざんによって実態より低く発表され、バイデン政権による「インフレ隠し」が続いているという指摘があります。
日本でも、CPIは物価を調査する全体の品目のうちの約7割は、これまで調査員が直接スーパーやコンビニなどに出向き、価格帯を調べていました。しかし、2015年頃から電話調査やインターネット上での調査が増え、具体的に価格を確定できなくなっています。
そして、2020年に感染拡大が始まってからはその傾向が増え、今ではCPIの対象品目の半分が調査ではなく概算で価格を決めており、当局が意図的に物価の統計データを改ざん・ねつ造する傾向が強まっています。
2020年以降、アメリカの物価は前年比1.5％前後で推移していましたが、実はアメリカのインフレ率＝物価は3～6％程度まで上がっていると指摘されています。
In Japan, They’re Still Worried About Deflation, Not Inflation
(出典：2021年3月19日 THE WALL STREET JOURNAL）
一方、日本はまだデフレであるようにテレビや新聞では報道されていますが、携帯電話の料金引き下げや消費税の税込み価格表示の義務化など、商品の値下げを誘発する政策が行われている半面、電気料金の値上げなど物価高の傾向も起きています。
日本政府による価格低下の誘導策は、国民にインフレを感じさせないようにする意味もあり、日銀は2020年末から株価上昇を維持するために、さらに金融緩和（QE）で紙幣を印刷してETF買いを増やしています。
Powell Slams Bitcoin, Says Crypto More A Substitute For Gold Than Dollar
(出典：2021年3月22日 NXTmine）
通常、インフレになると金（ゴールド）の価格が上昇しますが、政府や中央銀行は金融緩和の資金で先物市場で空売りをし、何とか「1オンス2000ドル以下」に抑え込んでいるように思います。
他方、ビットコインなどの仮想通貨がゴールドの代わりに投資先として利用され、報道などでも「金地金は時代遅れであり、これからは仮想通貨だ…」というプロパガンダが流布され、同時に仮想通貨の相場が高騰しています。
いよいよ来るか「インフレ」恐ろしい輸入物価の上昇
(出典：2021年4月10日 毎日新聞経済プレミア）
その前に、まずはインフレ＝物価高が本格的に始まるのか、潜在的なインフレが加速していくのかを確認する必要があります。インフレが潜在的な範囲にとどまっている間は、テレビや新聞は報道しないため本当のことがわかりません。
2020年秋以降、日本でも日常的に「物価が上がった…」「モノが高くなった…」などと話されるようになるのか、日本も欧米諸国と同様にデフレからインフレに転じるのか、これからAtlasマンツーマン英会話でも分析し続けていく予定です。
今後、間違いなく全国すべての語学スクールの入会金やレッスン料金はインフレによって「値上げされていく」と予想できます。現在のところ、「コロナ予算」として巨額の給付金の財源に充てられています。財政は悪化するばかりで、政府はさらに税金を上げてくる可能性があります。
やがて、マスメディアの報道で「物価高」から「インフレ」と呼ばれるようになり、極限まで価格を落とした私たちAtlasの入会金34,800円でさえ、7万円、10万円、20万円に、さらに1レッスン60分2,500円が4,000円、6,000円、そして最終的には1万円以上と、最終的には「ハイパー・インフレ」が止まらない状況になっていくものと考えられます。
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2021年4月16日
