できる人は、「行動しないことの機会損失」も考慮する:トヨタ創業者の意思決定
(出典:2023年9月24日 DIAMOND online)
最近は、国内外情勢のことばかり書いている自覚があり、今回は日々の生活の中でもがいている人たち向けにヒントになるようなことを伝えたいと考えていますが、どうしても文章がまとまらない状態にあります。
最近、「安定志向」と「現状維持」をモットーにして生きている大企業のサラリーマンや公務員の多くは、これまで小さなリスクさえ避けながら何とか生き延びてきたと、強く感じるようになりました。
コロナ後は、人生の中で大切なリターンも得られず、ただ年を取ってしまっているように感じている人たちが多いように思います。彼らの「コツコツ積み上げる」という行動は、実践と経験を積み上げてきた会社経営者や投資家、そして冒険家たちとは意味が大きく異なります。
なぜかと言えば、自分の頭で考えて行動してこなかったからです。あくまで、上司や上役からの指示に従うだけであり、計画や検証まで行える人材ではないわけです。これこそ、「減点主義」の弊害であり、真っ先にAIに仕事を奪われる存在です。
事業計画書の作成…他業界の「儲けの仕組み」参考にしてみると
(出典:2021年11月22日 THE GOLD ONLINE)
それに対して、自分の頭で考えられる人は自分で「計画」し、「実行」する傾向が高いように思います。そして、自分で「検証」もするので計画を改善させることも可能です。このような考え方ができるのは、むしろなるべくリスクを最小限に抑えようとするからです。
残念ながら、会社経営は失敗の連続でしかなく、給料泥棒の従業員とクレームしか言わない客、そして一切リスクを負わない競合他社との関係で疲弊してやめてしまうことが普通です。しかし、ある意味成功した経験も身につくものです。
重要なことは、成功しても失敗してもこれまでの過程を検証し、そこで得た理解や気づきを次の機会に生かすことです。詐欺師や怠惰な人間には未来など来ないので、2024年は2020年以降に似た者同士だった者たちが肩を寄せ合ってお互いに騙し合うだけの人生を選んでいきます。
個人消費回復 コロナによる生活様式の変化が足かせに?
(出典:2023年9月1日 読売新聞)
一方、世界が大きく変わる大転換を待ち続けてきた人は、これまで様々なことを学び、準備してきました。すでにサラリーマンをやめて自分で起業した人や、都市から離れて農家になった人、そして投資だけで生活している人もいます。
基本的には、できるだけ対面で人と話さず、メールやチャットで連絡を取るというのは今の時代に合っているように思います。しかし、重要な情報をやり取りするには直接会って話してみないとわかりません。
ウエブサイトやSNSだけで考え方を伝えたとしても、ほとんどの日本人にはスルーされてしまいます。誰もが仕事や生活に追われているため、自分にとって今、必要なことしか興味・関心がないまま時間だけが過ぎています。
だから、政治や金融経済の話ではなく、健康に関することを書くことでアクセス数を増やすことができるかもしれません。確かに、健康でなければ仕事にならず、趣味に没頭することすらできないのが私たちの現状です。
ただし、働いても働いても貯金額が増えず、むしろ健康を悪化させているのならもう一度冷静になって考える必要があります。塩化マグネシウムを入れた風呂に入るのも大事ですが、サプリを摂取しながらでも自分の人生を方向転換させることはできるはずです。
年々厳しくなっていく日本経済の中で、ただ現金を貯金し続けるのであれば同時に資産を減らし続けることになります。なぜかと言えば、物価高と増税、そして社会保険料の値上げで日本円の価値が日々少しずつ失われ続けているからです。
つまり、これからの時代にはある程度のリスクを負うことが当たり前となり、だからこそリターンが得られるようになる、ということです。「計画」「実行」「検証」を繰り返し、ひたすら実践と経験を積んできた今、2024年を勝負の年にすることは正しいことです。
24年の金相場は 「2300ドルも」「欧米の買い拡大」
(出典:2023年12月19日 日本経済新聞)
今度こそ、これまで積み上げてきた全ての教養を使い切ることで、後悔のない年になるかもしれません。多少のリスクを負うことはあっても、数年後にはリターンが得られるように情報収集も欠かさず行っていくことで結果も見えてくるものです。
それに対して、忙しいからと何もしないでいれば時間とカネを無駄遣いすることになります。実は、時間とカネを無駄遣いをするほうがリスクであり、例えば高値だと思い込んでいた金(ゴールド)価格は1グラム=1万円から、半年後には1万5000円台にまで上がっていても不思議ではないわけです。
当然、1グラム=8000円台に下がっている可能性もあり、それがリスクを負うという意味です。要するに、リスクを負うのは早めければ早いほどいいということになります。投資だけでなく、事業でもそのことは言えます。
もし手痛い失敗をしたとしても、自分には何が欠けているのかをしっかり「検証」していればリスクの許容範囲が体感的にわかってきます。2024年というのはリスクの年であり、少なくともリスクを全く負わない人間には何も得られないことは間違いありません。
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