キム・ジョンウンはMBC25期公採出身俳優で、デビュー後は特別な人気と認知度を得ることはできなかった。

1998年、チャ・テヒョンと一緒に出演したTVドラマ<ひまわり>でコミックな精神病患者役で初めて注目され始めたが、彼女はこの作品で坊主頭にする闘魂まで発揮、今でも「キム・ジョンウン印演技」と呼ばれる特別なコミック演技を見せてくれた。

とぼけたような可愛くて無邪気で触りなく話すキム・ジョンウンのイメージは、当時としては新しい演技スタイルで注目を引くに十分だった。

以後、キム・ジョンウンはチャ・テヒョンと幻想のコンビを成したモバイルシリーズCFでスターの座に上がり、SBS一日シツエイション・コメディー「行進」とMBC「毎日幸せ」「あなたのため」の主役を引き受けて行った。

大衆的だが飾らず可愛いイメージ、オーバーに見えても可愛いおどけ者の演技がキム・ジョンウン式アドリブで落ち着き始めた。

キャラクターに同化されるよりキャラクターを自分のスタイルに吸収する時、安定感を見せてくれる俳優キム・ジョンウン。
以後、彼女の出世作になった映画 <家門の光栄>は女優としての立地を堅めて行くための足場となった。

いつのまにか多くの複合的な感情を盛り出すことができる女優になって行っている彼女。
これからどんな姿で出会えるのか、内心期待される。