チョ・インソン(JoInSung, 조인성、趙寅成)

チョ・インソン(JoInSung, 조인성、趙寅成)
生年月日: 1981年 7月 28日
身長: 187cm、体重: 71kg
血液型: B型
趣味: 映画鑑賞、バスケットボール、帽子収集


チョ・インソンは、長身に彫刻のような顔だちが新鮮だ。コメディドラマ『ニューノンストップ』で見せる粗雑でうぶな役から判断するなら彼は女性的だと感じるかもしれないが、実際は彼こそ男の中の男だ。かといって、どこでも拳を振るうなんてことのない。テコンドー公認3段の実力を持っているのでよく知ってみるとタフガイだった、ということだ。すらりとした背とスリムな体つきと魅力的な顔、一目見ると顔でもてはやされる青春スターに見られがちだが、まだチョ・インソンという俳優が分からないからではないかと思う。

チョ・インソンはシートコム『ニューノンストップ』から光を放ち始めたと言われているが、彼は『ピアノ』でもかなり印象的な演技をしていた。義父を恨むチンピラの役で出演するが、胸の奥深くでは義父を受け入れて、姉を守ろうという信念が詰まっている。

演技の経験がそれほど豊富ではなかったが、その当時最高のスターであったキム・ハヌルとの演技にも、気後れせずに自然な演技を見せた。両親を早くに亡くし世の中に体当たりで生きていくが、心の中には温もりが残っているという、ある意味でチョ・インソンの外貌に最も似合った役をやっと見つけたのではないだろうか。

SBSTVドラマ『ピアノ』で主演を演じ人気を博した彼は、芸能界で最も注目される新人中の一人だった。デビュー作のKBSTV『学校』で顔を知られMBCTV青春コメディードラマ『ニューノンストップ』で名前を広めたチョ・インソン。彼が注目され始めた作品は、やはりドラマ『バリでの出来事』だ。愛する人と電話をしながら、想いを隠そうと涙を堪えるシーンは、未だに多くの人々に名シーンとして記憶されている程、彼の演技のターニングポイントになった作品だ。またチョ・インソンもこの作品で、男性最優秀賞を受けたほど完全に投入した。

 結婚後演技を中断していたコ・ヒョンジョンの復帰作ということで注目された、ドラマ『春の日』でカムバックしたチョ・インソンは、すべての面で兄にひけを感じている医師の役で、兄の恋人を愛する男で登場した。コ・ヒョンジョン、チ・ジニとともに主演の3人のうちのひとりとして出演して、ドラマの核になりながら、大先輩たちの磨かれた演技にもひけを取らない演技で、毎作品ごとに成長する姿を見せてくれた。

そしてチョ・インソンはブラウン管に限定しないで、スクリーンに演技の幅を広げた。映画『クラシック』、『恋の統一戦線』に出演し、『卑劣な通り』で大韓民国映画大賞主演男優賞という大きい賞を受けた。これからまもなく封切られる映画『霜花店(サンファジョム)―運命、その愛―』では同性愛を演じるという。

今まで彼が引き受けた役を調べてみると、可愛い大学生や無能な医師、金持ちのお坊ちゃん、チンピラ、そして護衛武士まであり、これから彼がどんな姿に変身するのか、ファンたちは待つのが楽しみだ。


ドラマ
2016年 tvN 『ディア・マイ・フレンド』
2014年 SBS 『大丈夫、愛だ』
2013年 SBS 『その冬、風が吹く』
2005年 SBS 『春の日』
2004年 SBS 『バリで起きた事』
2002年 MBC 『ニューノンストップ』、SBS 『星を射る』、『大望』
2001年 KBS ドラマ『シティー Love me tender』、SBS 『ピアノ(Piano)』
2000年 KBS ドラマ『シティー 純情漫画のように』、『学校』

映画
2018年『安市城』
2016年『THE KING』
2008年 『霜花店(サンファジョム)―運命、その愛―』
2006年 『卑劣な通り』
2003年 『ラブ・インポッシブル/恋の統一戦線』、『クラシック(Classic)』
2002年 『トイレ、どこですか?』、『マドレーヌ(Madeleine)』