キム・サランが一皮剥けた。「ミスコリア真」というタイトルがプレッシャーだったキム・サランがいよいよ役者として安着し始めた。SBSTVのドラマスペシャル<情>に「ウルスク」役で出演したキム・サランが今までとは全く違う演技力で視聴者たちを捕らえている。

去年12月に終わった前作<ミナ>の時までは演技に対して自信がなくてためらうような姿を見せていたが、これからはそんな姿は消え、自分の配役を堂々と演じきっているのだ。
『今になってやっとカメラに慣れたようです。監督さんの演技指導が私に大きな役に立つことは言うまでもありません。

これからはボーッとしていて叱られる事はありません』と言いながら大きく笑った。ドラマ<情>にキャスティングされてすぐチョン・セホPDに特別指導を受けたと言う。一番先に指示受けたのは新聞をはじめから最後までまったく同じ口調できちんきちんと読む練習。すると変な間が消えて、むしろ感情をこめることができるほどの発声が出きたと言う。

カメラを見る視線も自然になったし、厳しい練習のため根性もついた。『もちろんまだ今でも「私が本当にきちんと出来ているのか」という気がします。でも演技がますますもっと好きになりました。』と言いながらある程度演技に対する自信感を現わした。そんな彼女が今度は新しい変身を試みた。本当の「悪女」になるために一生懸命没頭している。

現在、SBS特別企画<千年之愛>)で新羅の諜者「クムハ」と日本人事業家藤原タツジ(キム・ナムジン扮)を片思いするコ・ウンビの1人2役を演じている。
先月31日の夜、高熱で倒れて梨花女子大木洞病院の救急室に運ばれた。累積した疲れと無理なダイエットのためだった。ミスコリア出身でずば抜けた美貌とプロポーションを誇るキム・サランがダイエットをした理由はひたすらにドラマの中の「コ・ウンビ」役のためだった。

キム・サランが演じるコ・ウンビはキム・ナムジン扮するタツジを片思いする。ところが、キム・ナムジンはソン・ユリ(ピンクル)が好きで、コ・ウンビは愛を勝ち得るため「悪女」になるしかない。『愛する男を奪われないために鋭い人物を演技しようとしたら見た目ももっと痩せた体つきが必要だったんです。でも無理し過ぎたようです。』と言いながら恥ずかしがった。しかしキム・サランは病院でひと晩を過ごした後、すぐ起きて録画に合流、ハードスケジュールを消化している。

もちろん運動も休んでいない。キム・サランの闘魂のせいか<千年之愛>は視聴率20%を突破して人気ドラマとして落ち着いている。冷ややかだった周りの視線のたせいでしばらく彷徨った時期も送った彼女は『私の人生を変えたミスコリアのタイトルがもっと誇らしいことであるように役者として認められたいという欲がしきりに生まれる』ともっと素敵な役者として生まれかわる覚悟を固めていた。