二十才からただひたすら演技だけに力を注ぎ、女優として着実な歩みを進めてきたホン・スヒョン。演技者として１０年以上活動し、トップスターの位置に上がらなかったが心揺れることなく、ただひたすらに好きな演技だけに力を注いできた。

ホン・スヒョンは1998年、友人の推薦で『美しい顔選抜大会』に出場し金賞を獲得した。その後、演芸プランナーに抜擢され、衣類CFやチョ・ソンモの『確約』等のミュージックビデオに出演し、その存在が広く知られるようになった。そして2001年の映画『バンジージャンプする』で本格的に演技の道を歩き始めた。その後、『貴重な私の子』、『王の女』、『オンリーユー』、『大祚榮（テジョヨン）』など数多くのドラマや映画に出演したが大きな注目を得ることはなかった。しかし彼女は大好きな演技を続け、清純な役からコミカルな役まで多様な役をこなしてきた。

そして2008年ソ・ジソプとカン・ジファン主演の『映画は映画だ』に女優役として出演。また映画『宿命』にカメオ出演し、その他の映画では2001年『バンジージャンプする』以後、8年ぶりで無難だったという評価を受けた。2人の男性主人公の比重があまりにも大きく、彼女の役は影となってしまった。 2009年にはペ・スビン、イ・ソヨンなどと共にドラマ『天使の誘惑』に出演し孤児出身の看護師役で純真な演技を見せた。そして２年後カン・ジファン-ユン・ウネ主演の『私に嘘をついてみて』でブラウン管復帰を果たした。ドラマで彼女は悪女キャラクターを見事にこなしたものの、視聴率不振で彼女にとっては残念な作品となった。

しかし2011年、俳優ホン・スヒョンがデビュー10年ぶりにその価値を認められている。ホン・スヒョンはKBS2水木ドラマ『姫の男』でギョンヘ姫役を演じ、熟練した演技力に視聴者たちの好評を得ているのだ。セリョン役を演じるムン・チェウォンの演技力とキャラクター論議でインターネットユーザーと視聴者たちの酷評が続く中、ホン・スヒョンの演技が光を放っている。演技にだけまい進してきた彼女に人々の注目が集まり始める中で、さらに素敵な演技が披露されることが期待される。