高校時代の94年にKBSの『成春香』でデビューし、97年にドラマ『敗者復活戦』で98年のSBS演技大賞を受賞した。キム・ヒソンは90年代最高のトップスターでありアイコンだった。『トマト』『ミスターQ』など、キム・ヒソンが出演するドラマは高い視聴率を記録し、キム・ヒソンが着たものは彼女の名を冠してホットアイテムになった。最高の演技者でありファッショニスタであり象徴だった。
キム・ヒソンの出演するドラマはすべて人気がでた。作品分析はもちろんキャラクターイメージまで几帳面に研究した後に出演作を選択するキム・ヒソンの性格は、活溌でサッパリしているのが特徴だそうだ。これまで昼にはドラマ、夜には映画というように仕事をしながらたくさんの作品に出演はしたが、これからは出演作が決まれば何よりその作品にだけ専念して完成度を高める作業に没頭したいと言う。スターよりは演技が上手い俳優になりたい彼女。よくされるうわさやスキャンダルで心労がひどい時もあった。
食べ物には好き嫌いがない。本人の得意な料理はキムチチゲだとか。そして趣味は歌を歌うこととビリヤード。運動は卓球を楽しむ。『敗者復活戦』で映画デビュー後『ジャギモ』『カラ』で勝負し『飛天武』『ワニとジュナ』で興行俳優の仲間入りを果たしたキム・ヒソン。大ざっぱで純情漫画の主人公のような容姿でみなから愛されている。
韓国だけでなく中国にも進出し、ドラマや映画に出演して韓流スターとして活躍し、ジャッキー・チェンともとても親しい仲だ。
2007年には韓国の中堅企業「楽山グループ」の次男で、三才年上の事業家パク・チュヨン氏と結婚して、2009年1月に娘ヨナを出産した。
結婚と出産で何年間か活動しなかったが、2012年にドラマ『神医』でカムバックして大きな評判を得た。キム・ヒソンはデビューして10年余り、トレンディードラマからメロー、時代劇まで比較的多様なジャンルの作品に出演したが、優れた美貌を持つ女優の演技が相対的に評価が下がるように、彼女も演技力よりはイメージで多くの愛を受けた。しかしSBSの月火ドラマ『神医』で時間と空間を超えて、高麗にタイムスリップした整形外科医ユ・ウンス役を見事に消化して、演技力まで備わったと称賛されている。
多くの若い女優たちの競争の中でも、帰ってきたキム・ヒソンの存在は特別だ。彼女ならではの独特のオーラとフィルモグラフィー、また見劣りしない圧倒的なビジュアルまで。90年代の帰ってきたアイコン、キム・ヒソン。演技力まで安定して今後の活動に大きな関心と期待が集まっている。 |