イ・ヨンエ(LeeYoungAe. ???)

イ・ヨンエ(LeeYoungAe. ???)
生年月日:1971年1月31日
身長: 165cm、 体重: 48Kg
血液型: AB型
趣味: 乗馬、ピアノ、スイミング

少し前に映画女優のシム・ウナが芸能活動を中断するという発表をして周囲の人々を驚かせた。
 企画中の多くの映画が女優を捕まえられずに製作段階に入れない現実から、主演級女優の引退説は映画界に大きな波紋を呼びおこした。
忠武路の主演女優飢謹は昨日今日始まったことではない。
主演級女優と言うものがいつでも作れるものではないからだ。
 長い間の絶え間ない努力と修練を通して誕生する。
忠武路の多くの映画人が女優飢謹で息を詰まらせている今、彼らに新鮮な空気を提供して注目されている女優がいる。
彼女がすなわち酸素のような女性、イ・ヨンエだ。
 イ・ヨンエは1971年1月31日、ソウル玉水洞で父イ・チュンソク氏と母ユン・テフィさんの間で2男1女の末っ子で生まれた。
 イ・ヨンエは幼い時から外貌が飛び抜けて注目された子供だった。
小学校4年生のピョジュン煎菓のモデルもした。
中学校3年生の時期には「女学生」という、当時有名な学生雑誌の表紙モデルをして、チャムシル女子高1年生の時はモデルの依頼を受けたという。
 当時のイ・ヨンエは、表紙モデルの写真撮影が終わって出されたモデル料も辞退する程、純朴な少女だったという。
漢陽大独文科に入学したイ・ヨンエは、偶然ではないチャンスで入った広告agency社で撮った数枚のスチール写真により東洋製菓専属モデルになる幸運を抱くようになる。
 イ・ヨンエは初めてのCM撮影で香港スターのユ・ドクファと息を合せた。
ユ・ドクファが出たチョコレートのCMを知っている方もいるかもしれないが、多くの人はユ・ドクファの相手役のモデルがイ・ヨンエだったという事実を知らない。
 当時可愛らしい顔のために中高生の間でイ・ヨンエを知る人々が増え、「女性モデルは神秘的な雰囲気を維持しなければならない」という製菓会社の要求と、表面に表れないようにしたイ・ヨンエの意志が合致して外部への露出を避けたためだ。
 大学3年だった時期、彼女は化粧品会社からモデルの依頼を受けるようになる。
 1991年秋からTVの電波に乗った(株)太平洋化学のマモンド「酸素みたいな女性」がすなわちそれだ。
以後イ・ヨンエはマモンドの専属モデルとして長い期間活躍し「酸素みたいな」女性で株価を上げて、大衆的な認知度を積み重ねるようになる。
 イ・ヨンエは1993年2月に大学を卒業するやいなや、SBS・TVの水木ドラマ『お宅の夫はいかがですか』のプライド高い女性「トドフィ」役でTVでの演技を始めたが、自分で見てもずいぶん粗雑な演技だったが、ドラマは大変な人気で、しばらくイ・ヨンエという名前よりは「トドフィ」と言うドラマの中の名前で呼ばれたりした。
 このドラマで新人賞まで受賞して注目されたイ・ヨンエは、『お宅の夫は…』が終わるやいなや、演技力を養うためにその年11月に一ケ月間『ジャジャン麺』という作品で演劇舞台に立った。
四ヶ月近く作品に没頭した彼女は、この時感じた演技に対する感動が、今まで演技活動をするのに多くの力を与えていると話す。
 イ・ヨンエが1994年1月1日から10月31日まで生放送の司会をしていたという事を記憶する人は稀だ。
SBS・TV<出発!ソウルの朝>でチェ・ソンギュさんと共同司会をしたイ・ヨンエは、1年近く毎日明け方3時に起きて、昼12時まで超緊張の中にいたという。
 イ・ヨンエは当時瞬発力、危機状況に対する対処方法などを学び、また違った意味の演技勉強をしたわけだ。
 1994年SBS演技大賞でもう一度新人賞を受賞するが、相変らずCMモデルとしての限界を抜け出せないとの評もあった。
以後彼女が本格的に演技活動を始めたのは、1995年SBS・TV『アスファルトの男』の可憐なシングルマザー「トンフィ」を演じてから。
 以後MBC・TV『愛と結婚』の新世代ファッションデザイナー「オ・ウンジ」、『チャンプンダンジャ』で10代から70代に到る波瀾万丈な女性「パク・ウォルナム」、KBS・TV『徐宮』の妖女「ケシ」役を繰り返して、人々に役者としてのイメージを刻みつける。
 1996年にはKBS・TVの『パパ』の新世代のバツ一の女性「セヨン」、MBC・TV『彼らの抱擁』の暗い前科者「スンヘ」、『トンギガン』のお転婆な女子高生「ヨンジャ」役で出演して人気役者の位置を占めるようになる。
1996年末には『インシャラー』の強靭な生命力ある女性「イヒャン」でスクリーンデビューもする。
 だが、この映画は興行に失敗して映画俳優としての彼女の株価を落としてしまう。
しかしタレントとしては相変らずの人気を享受していた彼女は、MBC・TV『カンイヨク』、『ウィガ兄弟』、『私が生きる理由』、『弁護士』、SBS・TV『愛してるから』、『ロマンス』、『波』、『花火』、KBS・TV『ウンビリョン』、『招待』等に出演して、SBSとKBSの演技賞を巻きこんで、タレントとしてそしてCMモデルとしての最高の株価を謳歌する。
その間にも1998年に映画『キスしましょうか』にカメオ出演して、映画に対するひっそりとした未練を表す。
 CMやドラマでは最高のスターとして君臨した彼女だが、映画界では冷や飯食いの身分だった。
そんな彼女を主演級の女優に押し上げた映画が、韓国映画の最高興行記録を更新した『共同警備区域JSA』だ。
 この映画で中立国委員会の女将校を落着いて演じたイ・ヨンエの姿を見た評論家、及び観客は今までのどの演技よりも光を放つという評価をして熱烈な支持を送る。
スター級の女優としての可能性を認められた彼女が、続いて出演した作品が封切りを目前に控えている『プレゼント』だ。
 この映画ではイ・ジョンジェと息を合せ、死を前にした心の深い妻パク・ジョンヨンを熱演し、封切り前から多くの絶賛を受けている。
彼女は既に次回作に『8月のクリスマス』を演出したホ・ジノ監督の『春の日は過ぎゆく』に出演している。
俳優は何よりも作品の選択が重要だ。
彼女の最近作を見れば、苦労して獲得したスター級の主演女優としての成果を容易く逃さないだろうと確信できる。
 1999年に出演したSTV『花火』は台湾でも放映され、現地でのイ・ヨンエの人気は天を刺すほど高いらしい。
その上女優不在の状況のなかでシム・ウナが引退を発表するや、彼女の株価は沸騰している。
「現在に安住するのをやめよう」と言う生活信条を持った彼女が、最高の場に安住せずにどんな歩みを見せるかが、非常に気になる。

ドラマ
2003年 MBC 『テジャングム(大長今)』
MBC 『愛と結婚』、『医科兄弟』、『私が住む理由』、『アドバケツ』
KBS 『ソグン』、『パパ』、『招待』
SBS 『お宅の夫はどうですか?』 『アスファルトの男』 、『ロマンス』、『波』、『花火』

映画
2005年 『親切なクムジャさん』
2001年 『贈り物』、『春の日は過ぎゆく』
2000年 『共同警備区域JSA』
1996年 『インシャラ』
おかげさまで創業20周年 おかげさまで創業20周年