ムン・ソリ (MoonSoRi, ???) |
生年月日: 1974年7月2日 |
得意: バイオリン、伽椰琴 |
李倉洞監督の『薄荷飴』で清純可憐なイメージのユン・スンイム役で出たムン・ソリは、成均館大学教育学科の出身だ。 大学時代に始めた演劇サークルの活動を通じて演技者の夢を育てて行ったムン・ソリは、外貌から漂う雰囲気ほどに華やかさを表出する女優ではない。 『薄荷飴』で見せてくれた新人とは思えない演技力は2002年、李倉洞監督の三番目の作品である『オアシス』につながって、ムン・ソリは重度脳性マヒ障害者であるハン・コンジュ役を引き受けた。 彼女は障害者よりもっと実感溢れる渾身の演技を見せて、2002年第59回ベネチア映画祭で新人俳優賞を受賞した。 最近、彼女は文化改革のための市民連体の弘報大使に委嘱された。 『オアシス』出演が決まって撮影に入る前に、彼女は車椅子に乗りCOEXモールに行き、食堂にも入ってみたと言う。 幸い自分に気づく人は誰もいなかったが、人々はただ車椅子が近付いてきただけでも視線をさっとそらし、視線の高さが違ってめまいがしたと言う。 そして、トイレに行きたくなり車椅子からさっと立ち上がったら周辺の人々がびっくりしたという。 この状況は障害に対する苦痛より、社会的な視線に対する苦痛が更に大きいということを認識させてくれる部分ではなかったかと言う。 『浮気をした家族』は『薄荷飴』『オアシス』に引き続き出演する彼女の三番目の映画。 去年、ベネチア映画祭新人俳優賞を受賞した『オアシス』以後に選んだ次期作で、かなり破格的な選択だった。 『オアシス』の時と変わった点は?と問うと彼女は「演技するという点では同じだが、肉体的にはずっと楽だった」と答えた。 『オアシス』が相対的に監督の映画というカラーが強かったなら『浮気をした家族』では初めて女優ムン・ソリの個性と魅力が引き立つ映画だ。 ムン・ソリは『浮気をした家族』で第41回大鐘賞映画祭の主演女優賞を掴んだが、受賞の前からすでに彼女の受賞が多くのアンケート調査で断然有力視された。 これは彼女の演技に対する大衆の認定といえるのではないか? 『浮気をした家族』の後の出演作である『孝子洞理髪師』では助演として、新しい演技を見せてくれたという評価を受けている。 正直、彼女は前の作品よりこの作品で、私がキャラクターをよく活かしきっているのか、このキャラクターが映画でどんな役目をするのか、ずっと悩まざるを得なかったと言う。 絶えず悩んで発展を遂げようとするムン・ソリの演技に対する執念だろう。 イ・ヒョンスン監督はムン・ソリを指し「韓国の Jane Seymour Fondaが現われた」と言った。 言わば知的で利口で自分の主観が明らかで、政治的発言も堂々とできる女優が現われたという意味だ。 きれいで可愛くてセクシーな女優だけがあふれる女優たちの中で、彼女の存在はそれで輝くようだ。 |
ドラマ |
2008年 MBC 『私の人生の黄金期』 2006年 MBC 『太王四神記』 |
映画 |
2010年『ハハハ(夏夏夏』、『小さな池』 2009年『よく知らないくせに』、『飛べ、ペンギン』 2008年『私たちの生涯最高の瞬間』、『サグァ(謝罪)』 2006年 『女教授の隠された魅力』、『家族の誕生』 2005年 『愛してる、マルスンさん』 2004年 『孝子洞理髪師』 2003年 『浮気者一家』 2002年 『オアシス(Oasis)』 1999年 『薄荷飴』 |