爽やかな美少年のイメージで人気上昇気流で「フンナム」隊列に加わり、次世代韓流スターに成長しようとする新人俳優ソン・ジュンギ。

KBS2TV週末ドラマ『愛しの金枝玉葉』の純情な末っ子、MBCミニシリーズ『トリプル』でハル(ミン・ヒョリン)に心を奪われたショートトラック選手、『霜花店』に続き『オガムド』まで、大型映画に出演したが、ドラマ『成均館スキャンダル』と映画『マウミ2』で主演級の配役に跳躍して、女性ファンの心をまともに魅了した。

幼いころの夢はスケーターだった。小学校の時から始めたスピードスケーティングは中学校まで続き、国家代表選手を夢見たが何回かの足首負傷で、夢をあきらめなければならなかった。その時期も勉強は上位圏を維持するほど、優秀な頭脳を持った彼だったので、運動を辞めて学業に専念するのは難しくなかった。順調に上位大学の経営学科に進学したが、彼はいつも空しかったという。

実際に「成均館大」のオルチャンで多くの人気を享受した彼。大学3年になった年に家族には内緒で、家賃で演技学院に登録した。それがまさに芸能界への第一歩だった。10代の芸能人が人気を呼んでいる最近の傾向では、ソン・ジュンギはデビューが遅れた方だった。しかしデビュー後1年半の間に『霜花店』と『愛しの金枝玉葉』を同時に撮影し、終わると同時に『トリプル』の準備に入り『オガムド』を撮った。そして友情出演した『梨泰院殺人事件』まで休まずに疾走したが、運が良かったのか他の新人俳優に比べ、短期間で多くの作品に出演して成功的な道を歩んできた。
主演級に成長した彼は、万能エンターテイナーの役割を十分に果している。身体が二つあっても足りないほど、ドラマと映画だけでなくバラエティープログラム(『ランニングマン』)にも参加して新しい姿を見せたり、2010年話題のドラマ『成均館スキャンダル』の撮影の真っ最中だ。そのだけでなく音楽プロ『ミュージックバンク』のMCではすでに一年ほど活動していて、「美肌男プロジェクト」という本も出版した。

多彩な魅力を誇る彼が、今後どんな活躍を見せてくれるのかという期待が、彼の重荷になっているだろうか？演技をする時は演技するキャラクター自体になって、ジャンル、国籍の区別なく多様な作品に出演したいという彼の大きな抱負は、肩に圧し掛かるプレシャーより大きく跳躍する翼となるようだ。昨年よりは今年、今年よりは来年とより一層成長する輝く青春ソン・ジュンギに、思い切り期待しても良いようだ。