ナムグン・ミン(Nam Gung Min. ???)

〔プロフィール〕
誕生日:1978年3月12日
身体:179cm、70kg
所属会社:スターパークエンターテイメント
学歴:中央大学機械工学
家族:2男の長男

厳格な教育者の家庭に生まれたナムグン・ミン。高等学校を卒業して大学に入るまで、演技者になるとは思ってもみなかったという彼が演技の道に入ったのは、ある日MBCTVでタレント採用募集をするという広告を見たため。幼いころから自身が俳優になるとは考えてもみなかったし、うまくいくという確証もなかったが、家族の反対を押し切ってオーディションを受け始めた。直接写真を持って各所属会社やオーディション現場を尋ね歩いたが、準備していなかった彼に落第は当然の事だった。しかし生まれて初めてやりたいことを推し進める力は、長い期間の試行錯誤にも失望や放棄を忘れさせた。

少しずつCMなどに顔を出し、いよいよ彼にチャンスが訪れた。2002年SBSシートコム『ヒットファミリー』でのデビュー。その後KBS『新TV文学館-カビの花』『真珠の首飾り』『ドラマシティ-愛した後に』等に出演して、徐々に演技の道が開かれた。彼の演技の特徴は人物を彼に合わせるのではなく、徹底してキャラクターに吸収されていくオーダーメード演技をすること。そのため彼の演技は、ラインを越さない安らかさと安定感が抜群だ。

そうこうするうちに、彼に初めての主人公を務める機会が訪れた。KBS1TVの新しい日々連続ドラマ『かけがえのない我が子』での主役。裕福な家庭の息子で、やわらかいが多少反抗的な相反した姿を表現する役だった。日々連続ドラマなので放映期間も長く、視聴者に確実に認識させることのできる作品になった。また1人の女性だけを想う最高に純真な役割の前作とは違い、彼の多様な演技も垣間見ることができた。

その後2006年のドラマ『ある素敵な日』では、ふてぶてしくて無愛想なカン・ドンハという人物を演じ、水を得た魚のように味のある演技を見せた。そしてその間TVドラマだけで見ることのできた彼が、スクリーンに演技の領域を拡張した。ユ・ハ監督が演出を務めた『卑劣な通り』で、善良を装いながら背信する新人監督ミノ役を演じて、自然で力を失わない演技が注目を浴びた。演技にスピードが出る時期だったが、彼は映画『ビューティフル・サンデー』を最後に、2006年下半期、軍に入隊した。そして軍除隊後初の作品で『富豪の誕生』に出演し、寡黙だが思いやりとカリスマある財閥二世チュ・ウンソクを熱演している。

演技は人為的に作り出すものではなく、人生が現われるもの。これがナムグン・ミンの演技哲学だ。休むことなく学び、キャラクターに吸収されるように努力する彼の姿を見るのは、ファンにとって喜ばしいことに違いない。

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