チソン(JiSung. ??)

〔プロフィール〕
本名: クァク・テグン 
生年月日: 1977年2月27日 
身長: 178Cm、体重: 70Kg 
趣味: 野球、スキー、合気道 
血液型: A

人は変わる。時間が流れ、環境が変わり、人を変化させる。人気によって左右される芸能人は特に変わりやすい。よほど信念の強い芸能人だとしても人気が上がれば自己中心に陥りやすい。こんな芸能界の風土にチソン(28)は本当に似合わない芸能人だ。彼は変わることを知らない。

インタビューのために緊張する姿も以前と同じで、誰に会っても心から接しようと努力して微笑む姿も、驚くほど明るい挨拶も、デビューの時と全く変わらない。ただ日を重ねれば重ねる程に、深みを増していく演技力で着々と自分の領域を広げて行く点が違う。いつ見ても気持ち良い‘美しい青年’チ・ソンに注目して見よう。

1999年STV ‘カイスト’でデビューしていつまでも新人だと思っていたけど、去年末にこれまで出演した作品を振り返って見ていたら、はっとさせられました。「もうこれ以上、未熟さを新人俳優だからといい訳する時は過ぎたんだ。」と悟ったんですよ。

『STV大河史劇‘王の女’は心残りの多かった作品です。史劇デビュー作だから私なりに勉強もたくさんしたし、どんな作品より熱情を持ってやりました。しかし、学んだ点も多かったです。』中学時代まで野球選手として活動していた彼は、家族の反対で、演技者の道は一旦諦めた。その後、高等学校に進学して演技者の夢を育んだ。

教育者である父親が強く反対したことは言うまでもない。結局、漢南大哲学科に入り平凡な大学生として過ごしていた彼は、やはりどうしても夢を諦めることはできなかった。去る99年、SBSドラマ「カイスト」製作陣にプロフィールを送って出演を要請し、その時にソン・チナ作家は彼の真剣な姿が気に入って、まさに「演技者チソン」の誕生に至った。

以後、彼のゆく道は平垣ではなかった。大学を休学して演技者の道を本格的に歩み始めようとする彼に家族からの支援が途切れたこと、1年間新聞や牛乳配逹、ガソリンスタンド、工事現場の雑用などあらゆるアルバイトをしながら、スターに対する夢を育んでいった。「青二才」の彼を使ってくれるドラマはなかった。

『苦労したとまでは言いませんが、多少大変だった当時の経験が今演技をするのに大きく役に立っているようです。演技は必ず直接経験したことが土台にならなければならないというのが私の考えです。』彼は水原大演劇映画科に転校して理論と実技を兼ね備えた演技者になりたいという。『自分の演技に責任を持てる俳優になりたいです。服を着て靴を履いて、今、玄関のドアを開けて外に出ようとする、そんな状態なのでしょう。まだ演技者といわれると照れくさいです。』

おかげさまで創業20周年 おかげさまで創業20周年