〔プロフィール〕 生年月日:1984年3月13日 [映画] 2006年、グループ『タイフーン』のミュージックビデオを皮切りに芸能界に入門したイ・ジュンヒョク。もともと彼は大学で広告広報学を専攻だった。しかし映画好きが高じて学生時代から直接キャスティング、ロケ地渉外を請け負い短編映画を演出し製作していた彼は自然に演技との縁ができた。 |
すらりとした長身で彫りの深い容貌、典型的な美男子のイ・ジュンヒョクは芸能界にデビュー後『彼らが生きる世界』ではソン・へギョの魅力的な元彼、『スターの恋人』や『シティーホール』などを経て誠実な演技を積み重ねた。俳優として第一歩を踏み出したばかりだったが、大型ドラマに出演し、知られるようになった。そして2010年には視聴率40%を記録したKBS2TVの『怪しい三兄弟』の主人公をものにして主演級俳優の仲間入りをした。特に堅実で善良な末っ子のキャラクターの印象が強く残っていて、そのため熱血オモニ(母親)ファンが多い。 さっぱりしてダンディーで温かみのあるイメージと憂いに満ちた眼差しは韓国のファンはもちろん、韓流に乗って日本のファンの心も掴み人気を得た。また2010年と2011年に1、2回東京ファンミーティングを行い、ファンらにピアノ演奏を披露したり様々なイメージで海外のファンと交流する機会を作った。 デビューして5年目の2012年、『怪しい三兄弟』を経て『糟糠の妻クラブ』や『私は伝説だ』、『シティーハンター』そして『赤道の男』までイ・ジュンヒョクが出演した作品のキャラクターは多様だ。しかし役柄の比重に拘らず誠実に演技してきた彼に、これといったキャラクターが感じられないのは明らかに弱点だ。この点を補完するため2012年の『赤道の男』で野望に歪んだ秀才を演技、悪役の演技パターンも広がった。 映画を愛する彼が今までドラマに集中して来て、代表映画が無いというアイロニカルではあるが、よりよい作品のための待ち時間と思い、これから変身を繰り返す彼を想像するのも良いかもしれない。 |