オム・テウン(UhmTaeWoong. ???)

〔プロフィール〕
生年月日: 1974年4月5日
身長: 180Cm、体重: 74Kg & 血液型: A型
特技: 水泳
別名: オムポス

タレントのオム・テウンは、今、自分の名前を取り戻した。デビュー以来「オム・テウン」という名前よりも、「オム・ジョンファの弟」というステッカーが付いてまわったオム・テウンが、「姉の影」を抜け出したのだ。まずオム・ジョンファの弟として有名になった俳優オム・テウンは、『あきれた奴ら』で映画デビューした後、映画『シルミド』とSGワナビーのミュージックビデオに出演して注目を浴びた。4年前にデビューし、演劇、ミュージカル、映画等で徐々に自分の名前を広めたが、いつの間にか公衆波放送のドラマの主演に立て続けにキャスティングされ、“トップスターオム・ジョンファの実の弟”という肩書きを捨てて、スターへと跳躍する準備を整えたのである。

オム・テウンの顔は彫刻のようでもなく、コッミナン(花美男)のタイプにも当てはまらない。しかし相対的に節制されて、内面からにじみ出る強烈なカリスマと強い眼差しを持っている。それは大器晩成型の演技派俳優として、必須第一の徳目を持っているようなものである。そしてさらに彼のたゆまぬ努力と誠実な姿勢が加わり、オム・テウンという俳優が輝く。

最近のオム・テウンの人気は天を突く。ファンの熱い愛は彼に“オムポス”という愛称を付け、彼が主演するドラマの掲示板には彼への賛辞の言葉が溢れ出ている。ファンカフェには約1万人の会員が新たに加入し、一日4万人が訪問するなど確実に人気スターになった。また最近の彼の高人気を反映するように、オム・テウンを自社のCFコマーシャルに出演させたいという企業からの問い合わせが殺到しており、それこそ「オム・テウンの全盛時代」が華々しく開けたと言ってもよい。

オム・テウンが本物の演技派俳優として認められた作品は、KBSドラマ『復活』だった。同時間帯の他チャンネルの『私の名前はキム・サムスン』に押されて視聴率は熱くなかったが、ファンの反応は熱かった。自由奔放な刑事と成功した企業人という1人2役を飾り気なしに演じる彼を巡って、視聴者は「鳥肌が立つ。二人の俳優が演じているようだ」とまで表現し、彼に対する賛辞を惜しまなかった。

演技のみに拘っていた彼が変わったのは2011年、バラエティー番組出演の時からだ。韓国の芸能市場が広がるにつれ、俳優、歌手、司会関係なく、バラエティー番組に大きな比重を置き始めた。彼もその風に乗り、『1泊2日』で活躍。隠されていた姿を見せ、視聴者の心を捕らえた。

バラエティーでの彼の姿は、今まで演技では見れなかった身近にいそうなオム・テウンという一人の男性の姿だった。少しスローテンポな喋りに田舎のおじさんのような穏やかな笑顔、バラエティーに相応しくないほど口数は少ないが、彼の一言が周りの雰囲気を一気に変える。面白さとはかけ離れているが、彼には別の面白さが確実にある。このように自分をアピールすることで、彼は今までのキャラクターから脱皮し、多様で果敢な演技を可能にさせた。

演技を始める前に他業種をいくつか経験するほど、才能を持っているオム・テウン。デビュー前には何度かファッションショーを経験し、水泳講師の経験もあるという。偶然衣料カタログのモデルになり、芸能界進出が目標となったが、現在の彼は俳優の道が天職であることを演技で示している。デビュー初期にも「姉と結び付けないで欲しい」と、芸能界の家族なら誰もが言う心にもない強がりを言わなかった、素朴で堅実な青年オム・テウン。今や姉よりもさらに忙しく奔走する芸能人になってしまった。

おかげさまで創業20周年 おかげさまで創業20周年