イ・フィリップ(Lee PillRip ???)

〔プロフィール〕
生まれ : 1981年
身 長 : 188cm & 体重: 72kg
学 歴 : ジョージ・ワシントン大学校大学院工学修士
デビュー: 2007年MBCドラマ『太王四神記』

イ・フィリップは、新人としてのデビューをした俳優ではない。公開採用出身者でもなく、かといって何年にも及ぶ無名の時期を過ごしたこともない。彼は誰よりもその存在感の明確さで、一気に大衆の視線をひきつけた。ドラマ『太王四神記』の中で。

2007年、キム・ジョンハクPDとペ・ヨンジュンの『太王四神記』は、国内のみならず海外においても多大な注目を浴び、既存スターの位置づけを固めただけでなく、新人スターらも大挙誕生させた。“チョロ”役の大型新人スター、イ・フィリップは、188cmのすらりとした背丈にすっきりとしたマスクで、一気にファンたちの耳目を集めた。この作品の中で彼は、神秘感漂う四神の1人として、スジニに対する切ない愛の演技を幅広く演じ、印象深い演技を披露した。

両親は韓国人だが、米国のワシントンDCで生まれ、米国で大学院まで通った。米国で育ったので韓国語を駆使するには問題があったが、彼は夢を追いかけ血のにじむような努力をし、今では韓国語を完璧に駆使するほどの実力も持っている。これらのあらゆる努力は、彼がいかに演技に対する強い思いを抱いていたかを伺えさせる。もちろん、彼の両親は彼が専門分野をあきらめて、韓国語もまともにできないのに、韓国に渡って演技者になるという決心を、理解したり、支持することができなかったが、彼が『太王四神記』を通じて演技者としての姿をそなえ、引き続く作品を通してブラウン管に映し出される息子の夢を応援し始めた。

彼の2番目の作品であるドラマ『男の物語』は、『太王四神記』に続くソン・ジナ作家との2度目の作業という点でも意味が大きかったが、パク・ヨンハの最後の作品になったという点でも広く知られている。また彼の正劇デビューという点でも重要なドラマであった。『太王四神記』に出演当時は、台詞がほどんどなかったので役柄をこなすには何の問題もなかったが、正劇は全く別問題だった。しかしそんな考えが取越苦労であるといわんばかりに、彼は流ちょうな韓国語の実力と繊細な内面の演技をして好評を得た。

また、ヒョン・ビンとハ・ジウォン主演のドラマ『シークレット・ガーデン』に、比重のある助演で出演したイ・フィリップは、優れた容貌に流ちょうな英語実力とアクション演技実力をみな持ち合わせる一方、ヒロイン キル・ライム(ハ・ジウォン役)に片思いする温かい男として、さらなる人気を集めている。実際、韓国語よりは英語が自然な彼に、英語演技まで追加されたこの役は、彼の存在をより一層高めるのに充分だ。

イ・ビョンホン、ジョン・ジヒョン、ピなどをはじめ、混血俳優ダニエル・ヘニーなどの国内俳優のハリウッド進出が普遍化した今、彼は次世代のハリウッド進出俳優として、指折り数えられるほど競争力がある俳優だ。作品ごとに彼の魅力を十分発揮して、国内だけでなく海外にも伸びていくグローバル俳優になることを願う。

おかげさまで創業20周年 おかげさまで創業20周年