キム・ミョンミン(KimMyungMin. ???)

〔プロフィール〕
生年月日:197210月8日
身長:178cm、体重:70kg
既婚:息子一人
趣味:読書
1996
SBS 第6期公開採用タレント

穏やかだが波長の大きいカリスマ、俳優キム・ミョンミン
芸能人といえば、スラリとしたスタイルと派手な顔立ちを思い浮かべる。キム・ミョンミンを初めて見た時に首をかしげたのは、このような典型的な価値観を壊すタイプだからだろう。平凡なようでもあるが、非凡なようにも見える。こうして再び首を傾げさせるのが、キム・ミョンミンの魅力ではないだろうか?

演技への情熱を変化させ続けている。子供の頃から学校で演劇部に入っていた彼は、演技がうまいと言われてその賞賛にうぬぼれていた。だから社会に出た時、好きな仕事で金が稼げること自体がただうれしかった。しかしその単純な考えは、生業になって今や彼と彼の家族を養わなければならない手段となり、責任が重大になって心配と悩みも増えた。

様々な助演を経験して、彼が演技派俳優を印象付けた作品は『不滅の李舜臣』。このドラマで彼は、壬辰倭乱の大乱を克服する名将李舜臣(イ・スンシン)の知恵と、卓越した能力を遺憾なく演出して大人気を博した。演技だけではなく、個人的にもこの作品は、演技に臨む自分の姿勢を異にするドラマになったと彼はたびたび語っている。『不滅の李舜臣』の撮影時にある視聴者の事情を聞いた。臨終を前にして、とても暗く苦しんで生きていたが、ドラマを見て力づけられ余命が伸びたというのである。一介の俳優が演技を通じて人々に感動を与え、希望を与えることができる!これは彼にとって、“メッセージ性のある演技”がしたい理由になった。キム・ミョンミンが語るポリシーの一つである。俳優は人がどうしても出せない欲望を見せなければならないと思う…映画『鳥肌』の撮影時は役柄がうれしくも楽しくもなく、世間を見る目もひねくれていた。だからひねくれることも必要だと思ったという。

彼は配役に没頭すると、周囲を意識できなくなる。自分自身を感じないくらい、明日撮るシーンだけを考えるからである。劇中で危機感が迫ってくると、子供の顔も見たくないくらいだという…確実にそうならば問題だが、だからこそ妻がありがたいという…妻はそんな彼を許して理解してくれるからである。彼が台本を持ってくると、最大限配慮してくれる。彼はいつもその妻の配慮がありがたいという。

演技派俳優としての長所。いつからかドラマを背負っていく役を引き受けるようになり…今は完全に彼一人の役割となった。そのせいか周囲や関係者は、彼の演技にタッチするよりは、ほとんど彼が判断して行動することを望んでいる。もちろん幸せな悩みであり、うれしいことではあるが、それだけ演技は大変な作業であるということが今更のように分るというキム・ミョンミン。彼は本物の俳優である。

今までの韓国のメディカルドラマとは次元が違うドラマ『白い巨塔』。我々の偏見を確実に打ち破るドラマ。実際権力と野望に関することなら、あえて見なくてもうんざりするほど見、感じ、聞く事ができる…次元が違うからとよく評価される。評価が高まるほどに、最高の実力を持った天才外科医チャン・ジュニョク(キム・ミョンミン)の肩の荷が重くなる。日本の原作を韓国式にリメイクした『白い巨塔』の主人公。心の中に持っている熱い野望とその野望に見合う実力を持った“チャン・ジュニョク”という役柄を演じるキム・ミョンミン。彼の演技がさらに輝くのは、俳優としての基本素養を持ったキム・ミョンミンがやり遂げたからではないだろうか。

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