カム・ウソン(Kam WooSung, ???)

〔プロフィール〕
生年月日:1970101
身長:174Cm
体重:68kg
血液型:B
学歴:ソウル大美大卒業
趣味:ゴルフ、スイミング、ヘルス、野球
左右銘:今日も無事に

既婚者だが誘惑したい芸能人ナンバーワンのカム・ウソン。いつの間にか彼の演技人生も16年目を迎えた。1991年にMBCタレント公開採用第20期として芸能界にデビューした彼。知的でソフトな外見で女性ファンたちの愛を一身に受けて来たタレント、カム・ウソンは映画<結婚は、狂ったことだ>でスクリーンデビューした。ソウル大美大を卒業した後、去る91MBC公採で芸能界入りした彼は<><メディカルセンター><目で語ります>など数十編のドラマに出演したベテラン俳優。

カム・ウソンは結婚前に長年の恋愛をする者ように映画に対する余地を残して、その間身を慎んだ。映画をするようになれば、いつでもできるように気を使った。またタレントとしてイメージが固まるか心配で、ドラマと係わる広報をなるべく慎んで「最大限TVで目に立たないように」努力した。これ位ならば映画に向けた「純情」に値しないだろうか。そのように待ちに待って彼が選択した最初の映画<結婚は狂気の沙汰>に対して、彼はこんな風に言う。「デビュー作で適切だと思います。最近とても有り勝ちな単純娯楽物ではないし、そしてメッセージが明らかな映画がしたかったんです。」

映画がしたいとよく言って来た彼は、最初の映画を30過ぎて選んだ。「よく売れるメロ演技にうんざりした」という彼は<結婚は狂気の沙汰>で、彼女をなぐさめたカム・ウソンの物静かな声がちょっと鋭敏に心に突き刺さることができたのは多分、準備ができるまで映画デビューを延ばしてきた長い時間たちがそれほどの結果をもたらしたのだろう。

これはカム・ウソンが絵を「当分」やめた理由にも似ている。節制された線を追い求める東洋画を描いたカム・ウソンは、皆が競争的に新しい素材だけを求めることに懐疑を感じて突破口に演技を選んだ。

そうしてみるとカム・ウソンの細心ながらもドラマチックな演技はどこか東洋画的な所がある。最近は忙しくて筆を持つことができないが、いつか展示会をするつもりだ。「絵は人が生きてきたそのままを盛ってるようです。演技も、生きて行く一つの方法です。」
歩みをもうちょっと速めようとしているのか、カム・ウソンはすでに三番目の映画を終えた。

はある小隊員たちが植民地時代の激戦地だったロミオポイントで失踪してしまった戦友たちを探しながら経験する無惨な恐怖談だ。野蛮的な戦地だったベトナムの記憶を滞貨するために5kgも減量したし、肌も焼いたし、海兵隊訓練所で訓練も受けたし、ベトナム参戦経験のある将星と長い対話も持ったが、カム・ウソンはもしかしたらこの映画が<結婚は狂気の沙汰>より易しくないかと思った。「死の恐怖を感じている人の行動はすべて似ているはずだ。僕も一度張り裂けるような演技がしたかった。」と言う。

早くはないが確実な速度で演技の定石を踏んで来た彼が成功したのは、あるいは当然のことかもしれない。誰も期待していなかったが、準備期間だけでも何年もかかる映画を、そして名人でも苦労する綱渡りを、まるで本物のクァンデのようにこなしてしまう彼の執念が映画『王の男』を作ったのかもしれない…この映画は韓国映画史上最大の観客を動員した映画『ブラザーフッド』の記録を打ち破り1位に登極、興行でも大成功を記録した。映画俳優として1千万人の観客を集めた作品に出演したことは、素晴らしい誇りである。それくらい大それたことだからである。しかし最高のトップに立ったカム・ウソンは、意外にも冷静である。そして欲を出さずにブラウン管に復帰して、落ち着いた新たな演技を披露する。やはり彼らしいという思いが自ずとでる。認められている彼が、なぜ映画ではなくドラマを選んだのだろうか?彼は自らを非主流俳優だと言う。トップスターではないただの俳優だということ。これからも映画やドラマは続けるが、『王の男』のように興行に大成功するだろうという考えは持たないと謙遜するカム・ウソン。しかし彼のこのような落ち着き払った態度は、私たちにはまた1千万人観客を夢見させる。

2006
年カム・ウソンは、ドラマ『恋愛時代』で、妻と離婚した後も妻から目を逸らすことができない夫ドンジンを見事に演じ、「やっぱりカム・ウソン!」を連呼させている。遅く始めた映画人生であるほど、作品の一つ一つに全力を傾けて最善をつくす彼の演技が、映画の中に充分に溶け込んで光りを発しながら、映画<蜘蛛の森>は自分の忘れてしまった無惨な記憶を尋ねる不安な男の演技を立派にやり遂げた。しばらくドラマを通じて見ることができず残念だが、自分の願いである演技に対する夢を、映画を通じて成し遂げることに期待する。

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